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16.01.08

【Vol.40-1】ジムニーで行く林道旅~長野県・金倉林道他~

11月中旬に長野県で、とある取材が入った。
地図で住所を確認したら、近くに未走行の林道があるじゃないか!
しかも気になっていた温泉宿もアクセスしやすい !!
せっかくだからとスケジュールを調整して行って来たのだ!

リベンジのチャンス到来!

『渋温泉』の町中を抜けてアプローチする金倉林道。途中に看板があるので、分かりやすいハズ。

間もなく冬がやってくる。雪国の林道は、雪が積もったり冬期閉鎖される前に行っておきたい。2015年の林道旅は東北方面で締めくくるか!
とりあえずYカメと「関東以北」で計画を練ってみることに。

筆者:宮城の林道群はどう? かなり走り応えがあるぞ!

Yカメ:良いね〜。気になっている宿もあるしな。

筆者:福島にも行ってない林道群がるしね。

Yカメ:あ〜、そっちもアリだな。

筆者:キミの意見はないのかね?

Yカメ:スケジュールが合えば、もう少し北でもイイかな〜と。

筆者:2泊できたらイイけど、厳しいなか〜。取りあえずもう少し考えてみるか!

そして「だいたいこの辺りで…」とスケジュールと行き先を決めたのだが、あいにくと他の取材が入ってしまった…。その取材は日程がほぼ指定されているので、林道旅はゼロから練り直しだ…。さてどうしようか?

しかし、その内容を詳しく聞くと、取材場所は長野県とのこと。そして住所を調べたら、以前に予定していて走れなかった『金倉林道』が近い。そのすぐ北には『中津雑魚川林道』と『林道中津川線』、『丸山林道』が通っている。この3本は走ったことがあるけど、季節が違えば景色も異なる。まだ1年前のことなので記憶に色濃く残っているが、林道は同じルートを何度走っても楽しめるのが魅力だ。東北方面はまた来年ということで、今回は(も?)長野を目指した。

日本秘湯を守る会なら安心なのだ!

評価の高い温泉宿が多くて信頼できる『日本秘湯を守る会』。我々が宿を選ぶ際のひとつの基準となっている。

金倉林道は9km、中津雑魚川林道は3.8km、林道中津川線は2.4 km、丸山林道は16kmと、合計で31.2kmものダート走行が楽しめる。冬場は日が短く、また宿から「夕食は6時からです」と言われているので、全部走破するのは難しいかも? まぁそうなったら手立ては他にもある。取りあえず金倉林道だけは絶対に走破すると決めたのであった。

宿は金倉林道のほぼ真南、直線距離にして約5kmの場所にある『奥山田温泉 満山荘』を選んだ。Yカメが「ここがイイ!」と推してきた宿で、調べてみたら「なるほど、ここは泊まってみたい!」と実感。

周辺には数多くの温泉地があるのだが、決め手は信頼している旅行サイトでの評価の高さ。また『日本秘湯を守る会』に登録していることも大きな理由のひとつとなった。この『日本秘湯を守る会』は ” 旅人の心に添う秘湯はひとなり” を理念としており、心安らぐ宿が多い。ハズレはほとんどないので、筆者と山岡カメラマンは、とても信頼しているのだ。


関越自動車道から上信越自動車道に乗り継ぎ、信州中野ICで一般道に下りて東へ向かう。道沿いには多くのリンゴ農園があり、まさに食べ頃になっ た、真っ赤なリンゴが木にぶら下がっている。ほのかに甘酸っぱい匂いを感じたのは気のせいか?

国道292号線から脇道に入り、以前の林道旅で宿泊したことのある『渋温泉』と『湯田中温泉』を通り抜ける。金倉林道の入り口は、その先にあるのだ。ところで1年前、渋温泉に泊まっていながら、なんで最も近くにある金倉林道を走らなかったんだっけ…?

汚れ具合から、かなり以前に落ちたと思われる落石。軽自動車が通れるから放置したままなのかな?

思い返すと、その時はYカメの愛車JA11で来たのであった。1日目に丸山林道などを走り、2日目に金倉林道を走るスケジュールを組んだ。そして1日目は何事もなかったのだが、2日目に宿を出発するとしばらくして
エアコン用コンプレッサーのステーが歪み、ベルトが脱落。エアコンとパワステが効かなくなったのだ。

2時間を費やして応急処置したものの、ダートを走ったら間違いなくベルトが外れてしまうので諦めたのだ。そのリベンジの時が訪れたのである。入り口からしばらくはダートと舗装路が交互に続く。路面は落ち葉で覆われ ていて、まるで茶色の絨毯が敷かれているかのよう。その下はフラットなダートでボディの縦揺れは少ない。

走るには快適なのだが、目に入る景色が何とも寂しい...。樹木の葉が枯れ落ちてしまい、スカスカなのだ。木々の間から見える景色も、「おおっ!」と感動するようなシーンは全くない。曇り空が景色の寂しさを、より一層引き立てている感じ。だからドライバーを担当している筆者は運転に専念することにした。

金倉林道のい脇には沢が流れている。途中に人なら降りられる場所が数カ所あった。

山岡カメラマンは暇を持て余してしまうが、いい絵を撮るチャンスがないので仕方ない。でも、彼は暇になるとすぐに寝てしまうから気をつけなくては!(笑)

スタートから7km近く走った所で分岐となった。右に進むとダートは1kmほどで、そのまま志賀高原へと下りていく。左は倉下林道(舗装路)、そして中津雑魚川林道へと繋がっている。左を選んだら、あと2時間は町に下りられないだろう。すでに13時を過ぎているし、昼食をとっていないので、ステアリングを右に切った。

夕食は18時からなので、ここで腹一杯にするワケにいかない。となると無難なのは、やはり日本蕎麦だろう。Yカメがスマホを駆使して人気店を検索。「ここイイんじゃない?」と選んだ店は、林道の分岐を左に進んだ先にあった。右に下りてきた意味は…? まぁ、よくあることだ !

金倉林道は全般的にフラットダート。本線は道幅も十分だから、ビギナーでも安心して走れるだろう。
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