JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン

CATEGORY MENU

ジムニーで行く林道旅
VOL.041
~静岡県・西伊豆の某林道~ 後編
~静岡県・西伊豆の某林道~ 後編

林道が想像以上に楽しめたので、心置きなく宿へ向かった。
西伊豆の民宿ならではの豪華海鮮料理に舌鼓!
満足度はすでに100%に達していたが、1日目の林道が楽しくて心に火が付いた。
残りの林道もアタックすることに決めたのだ!

伊勢エビがなくても満足度120%

夕食のメニューは、「豪華!」のひと言。ネタはとにかく新鮮で、もう「美味い!」としか言いようがない。

本日の宿は林道から少し離れているが、前回泊まって感激した『雲見温泉』の民宿だ。同じ宿だと面白みがないので、同じように評判の高い『浜道楽』を選んだ。

スタンダードな部屋だったが、オーシャンビューで開放感がある。温泉は民宿にしては珍しく、内風呂と露天風呂が備わっており、施設は申し分なし。館内はとても明るい雰囲気に包まれていて、スタッフの笑顔と元気の良い対応がとても気持ち良い。とても居心地が良いのだ。

そして楽しみの海鮮料理は…もう言うことなし! 時期的に伊勢エビはなかったけど、アワビの踊り焼(別注)、豪華な舟盛り、クルマエビの焼き物、豊富な小鉢料理、もずくの雑炊などなど、ボリューム満点。どれも新鮮で、文句なしに美味い!

温泉は内湯と露天風呂が備わっていて、24時間入浴可能。無色透明だが、海水のようにしょっぱくて、芯から体が温まる。とても気持ちの良い温泉だ。何度来ても西伊豆の民宿は感動するな〜。

これって完全に廃道じゃね?

ワインディングの途中にあった名もなき林道。勾配がきつくて路面はウエット、さらに凸凹が深くて、かなり楽しめた。

さて、いきなり2本連続で通行止めをくらい、一時はどうなることかと不安になったが、未走行だった林道は期待以上に楽しめた。実は1本目から2本目に向かう途中、道路脇からすぐに伸びている林道があったので、取りあえず入ってみたところ…。

すぐに行き止まりとなったが、勾配がきつくて凸凹も強烈なのだ! 深い溝を越える時、フロントバンパーがヤバそうだったので、撮影がてらYカメにチェックしてっもらうことにしたところ…。

Yカメ:とりあえずゆっくり来て。

筆者:らじゃ!

凹地形で勢い良くバックした際にナンバープレートを曲げてしまった…。走り抜けた後にたたき直して無事に修復。

路面がヌタヌタのため、あと一歩のところで越えられない。

Yカメ:勢いをつけないと無理だな〜。

筆者:バンパーは大丈夫か?

Yカメ:ぎりぎりセーフ! 土が軟らかいし、ぶつけても凹むようなことなはいよ。

筆者:その言葉を信じたぞ!

1メートルほど下がり、勢い良くアタック!

Yカメ:惜しい、あとほんの少し!

筆者:次はイケると思う。

バックするや

Yカメ:あ〜、ストップ! ストップ!!

筆者:んっ? どうした?

Yカメ:ナンバープレートが曲がった(笑)。

筆者:バンパーが無事ならイイよ。てか、河野さんは「ボディをぶつけても気にしないで下さい。だからといって、ワザとは止めてくださいね(笑)」と言ってくれているから、全く問題なし!

取りあえず、応急処置でナンバープレートを直し、再度チャレンジしたのであった。その林道で俄然やる気満々となったので、二日目は観光して帰宅する予定だったが、西伊豆町にある『大久須林道』を走ることにした。

締めくくりに相応しい林道だ!

大久須林道で行く手を阻んだ倒木。Yカメと二人で完全に倒して事なきを得たのであった。

この『大久須林道』も期待以上! ピストン林道で、現在はほとんど使われていないのだろう、入り口付近から「もしかして廃道になってる?」と感じさせるほど荒涼としているのだ。

先を進むと雑草など草木が伸びまくり、落石や路面の崩れもそのままの状態。さらに進むと路面一面が苔に覆われ、緑色になっているではないか! 倒木で完全に塞がれている場所があったが、何とか乗り越えてさらに進むと、もはや路面がよく分からない。まるでジャングルのような雰囲気なのだ。いや~、この林道も楽しい!

ビギナーの単独行はオススメできないが、冒険以上のスリリングな気分を味わえるハズ。伊豆には他にも知らない林道がありそうなので、またいつの日か走りに来よ~っと!

松崎町の河川敷に咲いていた河津桜。5、6分咲きだから、花見には少しばかり早かった? でも綺麗だから、満足、満足!

1本目にアタックした『林道土肥戸田線北』は、土砂崩れの復旧工事のために通行止め。出鼻をくじかれた。
途中で見つけた名もなき林道。路面が乾いていれば問題のない凹地形なのだが、ぬかるんでいるため、簡単にはクリアできず。ここでナンバープレートを曲げてしまったのだ。
見た目は普通の蕎麦だが、味は普通以上に美味い! 天ぷらもさくさくで、天つゆをつけず、そのままでも美味しかった。
地元民に人気のうどんそば『やぶ誠』。メニューが豊富で、カレーも人気が高かった。静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須 647-3
浜道楽の舟盛り。これに白米だけでも十二分に満足できる! もちろん一切れも残すことなく食べ尽くした。
別注となっている『アワビの踊り焼』。味についての説明は不要だろう。幸せだった〜。
クルマエビの塩焼き。身はホクホクと柔らかくて、噛むほどに甘さと海老の香りが口中に広がる。
思わず酒が進む小鉢料理。塩からは美味かったな〜。サザエの壺焼きも絶品だったな〜。
もずくの雑炊。サッパリとしていて、これまた美味であった。もう2杯くらいはいけたかも!
建物の4回に設けられている露天風呂。海のすぐ近くなので、波音がBGMとなり、ゆったりと浸かっていられる。
国道136号の高架線脇に建つ浜道楽。雲見温泉の中でも特に人気の高い民宿だ。http://hamadouraku.com/
浜道楽のすぐ近くにある、町営の無料足湯。ご覧のように太平洋を望みながら、足湯を堪能できるのだ。
途中にある海岸線でティータイム。荒波による奇岩が多いので、海岸線の散歩も楽しめる。
最後に走った大久須林道のワンシーン。路面一面が苔に覆われているなど、完全に廃道状態だった。
Yカメがお気に入りの、大沢温泉にある日帰り温泉施設『山の家』。実は筆者もお気に入りで、約20年振りに訪れた。http://www.onsen-navi.net/yamanoie/furo.html
以前は混浴だったと思ったのだが、完全に分けられていた。それでも開放感の高さは相変わらず。気持ちの良い露天風呂だ。
訪れた時は、河津桜が5、6分咲きの状態だった。今年は例年よりも少し早いのかな?
西伊豆と言えば、菜の花でも有名。これだけ見ると、すっかり春が訪れた感がある。
地元の人に「オススメの料理は?」と聞いて帰ってきたのが「三好のうなぎ」。関東風で、サッパリとしたタレが特徴。独自の竈で焚いた白米との組み合わせは最高!
東京は人形町に姉妹店を持つ、うなぎの三好。こちらが本店で、遠方からも多くの客が訪れる。静岡県賀茂郡松崎町松崎322-8