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11.08.05

TEAM APIO 尾上茂・出発直前インタビュー!

Rally Mongolia 2011
モンゴルへの出発を明日に控えた8月5日、出発直前のTEAM APIOドライバー「尾上 茂」にインタビュー。今年のモンゴルラリーについて、チームアピオについて、そしてライバルについて、色々と聴いてみました!

尾上茂・出発直前インタビュー

▲強化エンジンマウント

[ インタビュアー ]
明日モンゴルへ出発するわけですが、出発前の体調はどうですか?

[ 尾 上 ]
もうバッチリだね。自転車で身体づくりををしているんで、体調は万全!体力的にも問題なし!


[ インタビュアー ]
今年のラリーカーJimny JB23の仕上がりはどうですか?

[ 尾 上 ]
ラリーカーはもう去年のモンゴルラリーの時点でほぼ完璧に近づいてきていたんだけどね。
去年トラブルがあったエンジンマウントも、今年は強化版を作成し対策済。今年はいくらガンガン走ってもエンジンは落ちそうもないからまた完璧に近づいたんじゃないかな。

足まわりはROADWINショックをベースに、更にハードな使用に耐えられるスペシャルなもの装着したんだけど、去年桐島さんのマシン(JB23)が壊れてしまったんだけど、今年のショックアブソーバーなら桐島さんくらい体格のいい人が乗って、荷物いっぱい積んでガンガン走っても壊れないように作っているよ。

後はこれまで同様、アピオで購入できるパーツをベースに市販車レベルで走りきる事をコンセプトにしているから、そういった意味で「完璧」な仕上がり。
今回製作した「強化エンジンマウント」は既にアピオでも販売中だから、トライアルやラリーなど過酷な競技に参加している方にはぜひオススメしたいね。


[ インタビュアー ]
モンゴルラリーは今年で5回目の参戦となるわけですが、モンゴルの大地、モンゴルのコースへの慣れみたいなものはありますか?

[ 尾 上 ]
やっぱりそれなりには慣れてはくるんだけど、毎年天候が大きく変わったりするから油断できないよね。
例えば去年なんかだと、途中でもの凄い雨が降ってきて、そのうち雪まで降ってきちゃったんだよ。
そうなると急にコースがスリッピーになって、コーナーでおもいっきり滑っちゃったりもしたよ。
それなりにモンゴルに対してわかっている部分もあるんだけど、大自然の中を走るんだから毎年同じ様にはいかないもんだよ。


[ インタビュアー ]
今年はナビに石原さんを迎えてのレースですが、石原さんとのチームワークはどうですか?

[ 尾 上 ]
今回のために2人で練習走行を行ったのは、箱根方面に往復100kmほど走った1回だけ。
でも石原さんとはこれまでチョモランマで一緒だったりと気がしれた仲だからチームワークはいいし、うまくいくと思うよ。

▲ゴールドのROADWINショック

[ インタビュアー ]
ここは毎年注目されるところなんですが、同じジムニーのライバルとして菅原さんの名前はあげってくるとは思いますが、今年の対決については?

[ 尾 上 ]
マシンはお互いジムニーJB23、それぞれカスタム、チューニングはしているけど基本的にはマシンはほぼ互角。
あとは、無理して壊さない、ナビゲーションをしっかりやってミスコースをしない、これが菅原さんとの勝負のポイントかなと思っているんだけどね。
うちのナビは今回石原さん。彼はベテランだし経験も豊富、その点ではうちの方がちょっと分があるかなぁと。。。そんな事言ったら菅原さんに怒られちゃうかな(笑
ただなんといっても菅原さんの走りは強烈。侮れない。


[ インタビュアー ]
去年のラリーモンゴリアの四輪参加台数は13台でしたが、今年は更に増えて22台となっていますがこれついてはどう思われますか?

[ 尾 上 ]
うん、増えたね。やっぱり参加台数が多いというのは楽しいよね。
参加台数的にはバイクの方が主役みたいなところがあるから、四輪が増えるとそれだけこちらにも注目が増えるからね。

ワークスレベルのマシンとジムニーでは、ちょっとスピードでは敵わないけど、ジムニーでいかにそういったマシンに近づけるかは楽しみだし、日によっては互角戦える。そう簡単には大排気量マシンに負けませんよ。


[ インタビュアー ]
多くの大排気量マシンが走るモンゴルラリーの中でのジムニーの可能性は?

[ 尾 上 ]
モンゴルラリーだからジムニーが活躍できると思っている。例えばファラオラリーやパリダカといったラリーでは砂漠の山を越えるようなコースがあるけど、ジムニーではパワー不足で越えられない。越えられたとしても時間的なロスを考えると、ちょっと土台が違うよね。
その点モンゴルラリーはジムニーでも頑張ればかなりいいとこまでいけちゃうから。今回も期待していてほしいんだけど、ジムニーは一番小さいから順位も一番下ってことはなくて、TEAM APIOのジムニーが四輪の中でも中間くらいのところで走れると思っている。そういうのが面白いよね。小さい車でいかにデッカイのに対抗して走れるかっていうところが。
デッカイのはエンジンが4000ccとかあるわけ、660ccのジムニーの6倍もある。そういう車に対抗していくのもジムニーで戦う楽しみだよ。


[ インタビュアー ]
最後になりますが、今年のモンゴルラリーの目標と、ひと言メッセージを頂ければと思います。

[ 尾 上 ]
目標のひとつはさっきの話しにもでたけど、ジムニーで優勝は難しいんだけど、大きい車に対抗しいかに手こずらせるか、焦らせるか、簡単には勝たせたくないよね。

そしてもうひとつは、同じチーム内だけど負越している菅原さんにガーン!っと気持ちよく勝ちたいよね(笑

最後に応援してくれている皆さんに大変感謝しております。
がんばってきます!

Rarry Mongolia 2011 は8月8日スタート!

▲昨年の尾上号と菅原号
▲モンゴルを駆ける昨年の尾上号

ということで、今年も尾上茂のモンゴルは熱そうです!
尾上号と菅原号の対決も楽しみですし、小さなジムニーが大きいマシン達の中でどこまで順位を上げられるのか!?今から楽しみです!

尾上茂は明日モンゴルへ出発!
レーススタートは8月8日です。皆さま応援よろしくお願いします!

※レースの状況はSSER公式サイトで随時公開されます。ぜひご覧下さい。

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