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13.09.11

RALLY MONGOLLIA2013 "TEAM APIO"報告会開催

さる8月11日から18日まで行われた『RALLY MONGOLLIA 2013』。ご周知の通り、今年は4台のジムニーで参戦したTEAM APIOですが、その結果報告会が9月5日に東京・恵比寿にあるスタイルメント・セブンで開催されました。

出場者から“尾上vs菅原バトル”の裏エピソード続々?!

今回で7回目の参戦となった弊社会長の尾上茂。フロントデフにアクシデントを抱えての競技となったが9位入賞を果たした。

ラリー・モンゴリアはかつて「ラリーレイド・モンゴル」の名前で開催されていたクロスカントリーレイドですが、2002年で一旦休止。2008年より現在の名称となって再開されました。TEAM APIOは2008年より同ラリーに参戦し、今年で7回目の挑戦となりました。

発表会には尾上のほか、ゼッケン100のドライバー菅原義正氏とナビゲーターの高橋貢氏、尾上のナビゲーターを務めた石原孝仁氏、モータースポーツジャーナリストで今回ゼッケン105・橋本武志氏のナビゲーターを勤めた緒方昌子さん、そして単独でラリーに挑んだゼッケン106の堀井義春氏の6人が会見を行いました。

さて、すでにご報告のとおり、今回出場した4台すべてが完走。ゼッケン100の菅原/高橋組は総合8位、カテゴリー1(ジムニークラス)では見事優勝に輝きました。終盤に菅原組を猛追した尾上/石原組でしたが、わずかに届かず総合9位、カテゴリー1では2位でフィニッシュ。橋本/緒方組は総合11位で完走、単独で挑戦の堀井義春氏は総合13位でフィニッシュしました。

モータースポーツ界の重鎮・菅原義正氏はさすがのカテゴリー優勝。冷静なドライビングが勝利に結びつきました。

さて順位では菅原氏が尾上を上回りましたが、実はもうひとつの“裏の結果”が…。それはTEAM APIO恒例の尾上vs菅原ETAP(エタップ)バトルです。ETAPとはラリー・モンゴリア独自の一日のルートと競技を示す言葉。8回のETAPで多く勝ったほうが勝者というマッチ・ゲーム方式の賭けが今回のラリー内でも二人で行われていました。結果は5勝3敗で、何と尾上が勝利。

総合&カテゴリー成績では尾上を上回った菅原氏はどうにも虫が治まらないご様子。会見でも「尾上さんは今回、僕には内緒で新車のジムニーでマシンを仕上げていました」とか「軽自動車のはずのジムニーなのに、尾上さんのマシンの燃費が4km/ℓなんてちょっとおかしいと思いませんか? 何かあるに違いありません」など負け惜しみとも冗談ともつかぬ発言を連発。会場を大いに湧かせていました。他の出場者からも二人のバトルにまつわる裏話が続々と“暴露”され、TEAM APIOが和気藹々とした雰囲気の中でラリーを戦ってきたことを窺わせてくれました。

来年の抱負を熱く語る出場者たち。石原氏(右)は、次回はドライバーとして参戦。

さて、今回のラリー・モンゴリアは例年に比べると“おだやかで楽しめたコース”だったようですが、各車を悩ませたのが増水した河渡り。車重の軽いジムニーを簡単に浮き上がらせるほど水の勢いは激しく、ゼッケン101の渡河中の尾上/石原号は流されてしまったほど。「とっくに流されているのに、陸地が動いているのを見て、尾上さんはまだアクセルを吹かしていた」と、ここでもナビゲーターの石原氏から笑いのエピソード披露。

終始、笑いの絶えない中での報告会でしたが、最後に菅原氏は「“小さなジムニーで大きく楽しむ”というテーマで、このラリーに参戦してきました。このラリーは比較的安く参加できるラリーで、マシンもそれほど大がかりな改造をせずとも出場することができます。より多くの人に、ジムニーとラリーレイドの楽しさを知ってもらいたいと思います」と語りました。

また尾上は、次回は石原氏がドライバーとして出場することから新たな体制で出場することを発表。そして「ご覧のとおり、TEAM APIOも高齢化していますが(笑)、もっと若い人たちにもこのラリーのようにジムニーで遊ぶ醍醐味を知っていただきたいと思います」と、締めくくりました。今回も多くの皆様に応援いただきましたTEAM APIO。チームメンバー&スタッフ一同、皆様に深く感謝申し上げます。来年もさらなるご声援をお願い致します!

<文責:山崎友貴>

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