【尾上レポート・その2】ゴビ砂漠最南端、小さな町で修理決行

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[ 尾上レポート・その2] ゴビ砂漠最南端、小さな町で修理決行

text by TEAM APIO 尾上 茂 photo by A.akamatsu


ラリーも後半に突入。4日目のスタート、エンジンからの異音がかなり大きい。もしこのゴビ砂漠で走行不能になればここから脱出するのはかなり大変だ、何しろ中国の国境がすぐ近くで町まで最低200kmはある。何とかその日のキャンプ地ZOMODまでたどり着き翌日が休息日であるからそこでゆっくり修理を試みようとエンジン回転数を3500回転以下でゆっくり走ることにした。
それまでガンガン走ってきたが一度もパンクはしていない、ところがゆっくり走りになったらとたんにバースト・・。どうして・・?タラタラ走っていると気が緩んでしまうようで路面の鋭い岩等に気付かずタイヤにヒットさせてしまったようだ。
おまけにうんと遅い後続車に抜かれるは・・・気がめいるね~・・!

ようやく200km位走り最初のRCP(1時間強制休息のレストCP)に到着、1時間あるからここで修理しようとラジエターの冷却水を抜き作業を開始、ところがこの場では無理と判断し近くの修理工場に入れることに。ここはモンゴル最南端の小さな町、近所のお兄さん二人がバイクで見学に来ていた。ここで我がナビさん、その2人のお兄さんに何語とも分らぬ話で修理工場に案内してくれる話をつけた。そのうちの一人は自分の頭を指さし、「暑いから帽子が欲しい」のゼスチャー、よし「ここで恩を売っておこう」で貴重なTEAM APIOの帽子を彼の頭にかぶせた。 
RCPはいつまでも開設されている分けでは無い、決まった時間になれば閉鎖され、もしもCPのスタートスタンプをもらわないと大きなペナルティーとなる。結果まずはこのRCPをスタート。100mほど走りUターンして彼らのバイクの後を追った。


ゴビ砂漠最南端、小さな町で修理決行

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