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ジムニーで行く林道旅
VOL.026
~長野県・丸山林道他~ 前編
~長野県・丸山林道他~ 前編

もう近場(関東近県&信州方面)の林道は走り尽くしたような...と思いながら地図を見ると、まだまだ残っている!
工事による通行止めだったり、他の林道との兼ね合いでメニューに組み込めなかったルートである。
そんな中から、魅力的な温泉が近くにある林道を発見!
Yカメとも意見が一致した、その林道は長野県の『金倉林道』と『丸山林道』だ。

林道旅は突然に

約1年前に湯沢林道を走った時は、終点まであと1、2kmの所で倒木により通り抜けできず。時間があれば、その雪辱も晴らすつもりだ!

「やっと林道ツーリングに行ける! 温泉だ、温泉だ〜」

盆休みとは無縁の業種なので、遅れた夏休みを楽しみつもりだ! とは言うものの、8月も後半に突入しているからスケジュールに余裕がない。Yカメと大体のスケジュールを組んだものの、どちらかが急な仕事でボツになったり…。気が付けば9月になったので、慌てて連絡を取った。

筆者:「林道は丸山と金倉、温泉は渋温泉でイイよな?」
Yカメ:「異論はない!」
筆者:「んで、いつ行く?」
Yカメ:「今週中には行きたいね」
筆者:「もちろん、そのつもり。んで、いつ空いてる?」
Yカメ:「今のところ、明明後日以外ならOK!」
筆者:「おれはその次の日がアウト! と言うことは、明日・明後日しかダメじゃん!」
Yカメ:「う〜ん、そうなるな」

『計画性がない』と言われればそれまでだが、我々ふたりにとっては『いつものこと』。『宿が心配では?』と思われるだろうが、平日なので、ほぼ90%以上の確率で大丈夫。特に今回は夏休み明けの平日だから、よほどのことがない限り一部屋くらいは空いているハズ。

宿の選択はYカメに任せたが、思っていた通り第一希望が予約できた。大まかなスケジュールは1日目に『丸山林道』と、それに繋がっている『雑魚川林道』を走り、渋温泉に宿泊。2日目に『金倉林道』と『倉下林道』を走って帰宅する。もし時間に余裕があれば、以前(Vol.18)通行止めにより完全走破できなかった『湯沢林道』に再チャレンジするつもりだ。『最近また走行中にガス臭くなってきた』というJA11・Yカメ号の調子と天候が気がかりだが…。

話題の蕎麦屋に初挑戦!

遠方からも多くのリピーターが通う、高級蕎麦屋『せきざわ』。店内は撮影禁止なので蕎麦の写真はない。建物も味わい深くて、見るからに名店といった風情。

信越道の信州中野ICで下りて北上する。丸山林道へのアクセスルートとなる雑魚川林道のアプローチ地点まで約10km。『さぁ、早速走るか!』といきたいところだが時間はすでに11時半近く。『何処で昼食を取るか?』という問題が発生した。

林道の途中でコンビニ飯を食べるのは、いかにも林道旅な感じでイイ。しかし、我々ふたりはあることを思い出した。それはVol.18で紹介している小布施町のこと。ここは美味いと評判の蕎麦屋が数店あるのだが、一番の人気店が定休日だったのだ。スマホで調べたところ営業日と分かったので、迷うことなくそこで食べることに決定!

蕎麦屋の名は『せきざわ』。最高級の素材にこだわった職人の店で、驚くほど評判が高いのだ。『一体どれほど美味いんだろう?』と期待が高まる。

我々が到着したのは11時20分頃。営業は11時半からなので良いタイミングなのだが、すでに10人ほどが並んでいた。「これ12時に来たらヤバかったかな?」と思って並んだら、次から次へとお客さんがやってきた。想像以上の人気に期待がますます高まってきた。

感想を先に言うと…『超』が3つ付くくらい美味! 筆者は大好物の(温かい)鴨南蛮を注文した。出汁が温かいと蕎麦の風味や香り、歯ごたえ、食感はどうしても薄れてしまうもの。さらに動物性脂肪を含み味にクセのある鴨肉が一緒だと、蕎麦の味は消されがちだが、ここ『せきざわ』は別。鴨や出汁の香り&風味の中で蕎麦がしっかりと、その存在を主張しているのだ。さらに鴨肉は肉厚で歯ごたえもバッチリで、『お見事!』としか言いようがない。平日でも昼時は十数人が並び、遠方からのリピーターも多いというもの納得。蕎麦に加えて昔ながらの在来工法による木造建築、そしてスタッフの温かくもてきぱきとした対応が素晴らしい。なお店内は撮影禁止なので、気になる人は食べに行くべし!

天候が回復! 路面状況良好 !! しかし…

前日まで雨の予報だったが、天下無敵の晴れ男ふたりが行ったからか、青空が広がっていた。

雑魚川林道は、ホテルの駐車場脇にある道からアプローチする。我々が行った時は、その入り口を隠すように大型バスが停車していて「道を間違えた?」、「道がつぶれた?」と少し迷ったが、普通ならすぐにアクセスできるだろう。スキー場の中を走っている林道で、視界が開けたらまもなくスタート地点だ。

前日までの天気予報だとかなりの降水確率だったが、さすが自他ともに認める『晴れ男コンビ』。雨が降らないどころか、太陽が顔を覗かせた。日差しが射し込む木々の中を走るのは、やはり気持ちが良いもの。路面もフラットダートで走りやすく、大量のマイナスイオンの中をのんびりと進む。開けた窓から吹き込んでくる風がなんとも心地よい。

しばらく進むと分岐となった。左は雑魚川林道の続きで、カヤノ平に続いている。右側は約15kmのダートが続く丸山林道で、県道471号まで延びている。『まずは短い方から片付けるか!』とステアリングを左に。これまでと変わらぬ風景の中を進むと、目の前に黄色いゲートが現れて行く手を阻んだ。よくよく地図を確認すると『ゲートで閉鎖』の文字が…。「字が小さくて見えねかったんだよね〜」、「仕方ないよ、もう50代だしな」、「誰でも寄る年波には勝てんわ…」とお互いを慰めながら、Uターンして丸山林道へ向かった。

ここら一帯は岩山なのだろうか? 路面が非常に固くて、いつもより衝撃が強かった。これが原因でファンベルトが外れたようだ。

丸山林道の路面もフラットダートで走りやすいのだが、岩山なのだろうか地面が固い。直線が長くて、ついつい右足を踏み込みたくなるが要注意。数百メートル置きに設けられている排水路を越える時に、大きな衝撃がお尻から頭の先に突き抜けるからだ。約15kmのダートは走り甲斐がある。これで眺望が楽しめたら文句無しなのだが、まぁその分マイナスイオンをたっぷりと浴びたから善しとするか!

県道471号線に入り、そのまま宿を目指す。「17時には到着できそうだから、夕食前にひとっ風呂浴びれるな!」、「外湯はどこに入ろうか?」と気持ちはすでに温泉に切り替わっている。そしてワインディングを走っていたらトラブルが発生!

筆者:「うわっ! 急にステアリングが重くなった!」
Yカメ:「林道の振動で何か壊れたかな?」
筆者:「そうかもな〜。まぁオレのジープより軽いから問題はない!」
Yカメ:「今すぐに点検する必要はないな」
筆者:「大丈夫だろ!」

宿に着いたら点検するつもりだったが、建物に足を踏み入れた瞬間、頭の中は『早く温泉に入りて〜』という欲望でイッパイ。哀れJA11・Yカメ号は、そのまま次の日を迎えることに…。

道幅は広くないが、直線が多いから気分良く流せる。途中3台の作業車とすれ違っただけで、あとは独占状態だった。