JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン

CATEGORY MENU

ジムニーで行く林道旅
VOL.023
~静岡県・林道丸火線他~ 後編
~静岡県・林道丸火線他~ 後編

今回は林道以外にも楽しみがたくさんある。
『富士宮焼きそば』に『沼津港の海鮮料理』、『桜えび料理』は絶対に欠かせない。
あとは行き当たりばったり、そのときの気分で! と攻めたら全てが大正解!
海と山を堪能できるから静岡の林道ツーリングは魅力的なのだ !!

噂に違わぬ美味い焼きそば店

林道の途中で発見した桜。花びらが白だから河津桜ではないのかな? もしかして二期桜?

『丸火線』を始め、手持ちの地図に載っている林道はいずれもフラットダートだから、初心者でも安心して走れるルートと言えよう。そして中級者以上の楽しみは支線にある。軽自動車なら走れる道幅だが、前述したように大きな岩が路面、さらには両脇に埋まっているからそれなりの覚悟が必要だ。まさかこんなに楽しい林道があるとは思っていなかった。思わぬ収穫である。

全ルートは走っていないが腹が減ったし、汗をかいて温泉に浸かりたくなったので街中へ戻ることに。まず目指したのは『富士宮焼きそば』だ。

イカと肉キャベツが入り、卵焼きを乗せたミックス(650円)。しつこくなく、濃さも丁度いい塩梅。毎日食べても飽きない味だ。

ご存じのように『B級グルメ』のチャンピオンに輝いたことがあるので、街中には『富士宮焼き』と書かれたオレンジ色のノボリ旗が立つ店が多い。市をあげての料理だから、どこの店でも大ハズレはないだろう。とは言え、せっかくだから一番人気の店を調べて行ってみた。

ランチタイムを過ぎていたのだが、さすが人気店、10人ほどのお客で賑わっていた。メニューは『焼きそば』と『お好み焼き』と『おでん』。全部食べたかったが、夕食の海鮮料理を考慮して、『焼きそば』と『お好み焼き』だけ(笑)にした。

『焼きそば』はミックスを注文したが、具が多くてお焦げが絶妙で美味! 『お好み焼き』も具だくさんで、広島風のような薄い生地が特徴。これまた美味しくて、あっという間に平らげてしまった。一番人気と聞いて納得の味である。

ちなみに常連客を思ってのことか「店名は紹介しないでください」と言われたので内緒! スタッフの心温まる接客も人気のひとつだろう。今度行った時は是非ともおでんを食べてみたいモノである。

開放的な露天風呂で思わず居眠り

内風呂もあるが、やはり露天の開放感に勝るものはない。源泉の温度は約27度と低く、思わずパスした。

さて次なるメニューは温泉である。宿は沼津なので、三島に行こうと考えたが、富士宮の北西にある「かわせみの湯」という日帰り温泉が気になった。そこで調べてみたら『露天風呂』があるので即決したところ、これが大正解!

清水市に温泉がないから、と掘られた温泉で山あいのロケーションがいい感じ。岩風呂と檜風呂の2種類(週替わりで男女入れ替え)があり、それぞれに3つの露天風呂を備えているのだ。しかも約27度の源泉、約37度の竹酢の湯、約41度の竹炭の湯と3つの異なる温度&泉質になっているのが特徴。

さすがに源泉はぬるくて震えたが、竹酢の湯がとにかく気持ち良かった。林道を走った疲れと満腹が手伝い、気が付いたら20分近くも寝ていたのだ(危ね〜)。

なお近くにキャンプ場があるために土日、そして夏場はかなり混むらしい。行くなら平日がオススメだ。

400gのステーキ。2,980円とリーズナブルなので、それなりかと思いきや、柔らかくて非常に美味だった。

夕食は楽しみにしていた海鮮料理だ! ホテルに荷物を置き、沼津港へ繰り出したが、お目当ての寿司屋は残念ながら休日。仕方なしに他の店を見て回ったが、なぜか閉まっている(時間? 休日?)店が多くて、心に刺さるモノがない。思い切り予想外だ。「さすが港の店だから新鮮!」、「旨〜い」、「えっ、こんなに安いの!」とはしゃげるのを楽しみにしていたのに…。

筆者:「どうするよ? なんかイマイチ心が躍らないぞ」
Yカメ:「曜日が悪かったのかな? 前に来た店も休みだ」
筆者:「腹減った〜。もう普通でいいからオレは食いたい。それでも街中で食べるより新鮮で安いだろ?」
Yカメ:「う〜ん、オレは気が乗らないな〜」
筆者:「おいおい、ファミレスは勘弁してくれよ!」
Yカメ:「ホテルのレストランはどうよ? 写真みたら凄く旨そうだったぞ」
筆者:「おっ! 君もメニュー見たのか? 実は気になっていたんだよね〜。オレはステーキが気になった。400gで2,980円だったかな? でも沼津と言えば海鮮じゃね?」
Yカメ:「イヤイヤ。在り来たりはツマラないだろ?」
筆者:「まぁ、確かに」
Yカメ:「明日は桜えび食べるから、洋食でイイんじゃね?」

それもそうだな〜、とYカメの意見に従ったところ、これが吉と出た。

筆者は400gのステーキセット、Yカメはイタリアンセットを注文。ステーキは200g×2枚で、肉は軟らかくて臭みもない。ガーリックの効いたキノコソースが肉と絶妙に絡み合い、とにかく旨いのだ。イタリアンセットはパスタと魚料理(もしくは肉料理)、パン、サラダ、デザート、コーヒーが付いてボリューム満点。味もYカメ曰く「(沼津港ではなく)こっちを選んで大正解!」。ちなみにこのビジネスホテルは沼津ICすぐ近くの『ホテル インサイド』。部屋は綺麗で大浴場付きと施設も充実。ここオススメですぞ。

グルメツーリング(?)の締めは桜エビ!

季節限定のさくらあん。モチモチとした食感、あっさりとした甘さ&風味はクセになる。

2日目の(と言うか、個人的には今回の旅の)メインメニューは『桜えび』だ。漁が始まったばかりで、新鮮なネタを味わえる。由比だから1時間ほど西へ進むことになるのだが、そんなの全く気にしない。店はYカメが調べて気になったという「食堂 さくら屋」を選んだ。

直行するつもりだったが、Yカメが「千本浜に行きたい!」というので立ち寄ることにした。なぜか彼は千本浜がお気に入りスポットのようで、バイクツーリングでもよく訪れるという。『広い千本浜でひとり物思いに耽るYカメ』を想像してみたが、やはり絵にはならんな(笑)。まぁ、それはさておき、千本浜に向かう途中にある『あんぱん専門店』が気になった。

筆者:「あんぱん専門店があるぞ!」
Yカメ:「何だって! 行こう!」
筆者:「そうくると思った。オレも興味がある」

なんとも珍しい、あんぱん専門店の名は『恵比(えぴ)』。沼津港の近くに店舗を構え、以前は他にも売っていたが、20年ほど前からあんぱん専門店になったという。

「食べればひと口で他との違いが分かるよ」と看板娘のおばあちゃん。その言葉通り、ひと口目で「おおっ!」ときた。生地がすごくモチモチしているのだ。そしてあんには自然な甘さと香りがあり、非常に上品な味で美味! 食感は最高級の小麦粉、米と米麹をあわせて発酵させて作る天然酵母『酒種』によるものだとか。北海道産の小豆、ミネラルを含んだ天然塩、無添加の生地が絶妙のハーモニーを奏でているのだ。あんは小倉の他に抹茶、栗、クリームなどもある。1日の販売数は決まっていて、なくなり次第閉店とのことで、早い時は午後イチでなくなるとか! 朝8時から営業しているので、気になる人はお早めに!

桜えび定食は、880円でこのボリュームだ。さらにご飯おかわり自由の大サービス!

適度な時間つぶしができたため、『食堂 さくら屋』には昼食時間の少し前というナイスタイミングで到着した。土日ともなれば1〜2時間待ちは珍しくないという
「超」が3つ位付くほどの人気&有名店らしく、我々が入ったところで満員!

Yカメは『桜えび定食』、筆者は『さくやら定食』を注文した。『桜えび定食』は桜えびのかき揚げ、生、釜ゆで、佃煮、そば(もしくはお吸い物)、ご飯、漬け物のセット。『さくやら定食』は桜エビ定食に刺身を加えたメニューだ。

桜えび、それもまさに漁が始まったばかりの旬モノのフルコースだから、食べる度に満足の溜息が出る。生はプチプチの食感で、かき揚げはサクサク。噛むほどにエビの香りと甘みがジワ〜。いや〜、本当に美味い!

今回の林道ツーリングはすっかりグルメツアーと化してしまったが、こんな内容なら彼女や奥さんも喜んで付いてきてくれるだろう。筆者もたまにはYカメではなくて女性と旅したいものである!

走りやすそうな道が続いていたが、残念ながらゲート閉鎖…。まぁ支線が楽しかったから良しとするか!

リュージュのコースを彷彿とさせる、軽自動車の幅ピッタリに造成された支線。走り甲斐があった。
大きな岩でホイールをヒットさせるような場所が多く、超低速で慎重に進む。
山あいにある『やませみの湯』。スタッフの対応も温かく、居心地が良い。静岡市清水区西里1449。月曜定休。
訪れた時は河津桜のシーズン真っ盛り。桜を見るとお酒を飲みたくなるのは日本人の性なのか?
静岡と言えば『お茶』。至る所で茶畑を目にしたのであった。
沼津港の一角に設けられている食堂街。曜日の関係か、夜だからなのか、気になる店はどこも閉まっていた…。
あんぱん専門店『恵比』は沼津港のすぐ近く、国道159号線沿いに店舗を構えている。朝8時から営業。
『桜えび』イコール『さくら屋』と言われるほどに有名な食堂。エビ好きなら是非一度ご賞味あれ!