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男の車中泊・ひとり旅
VOL.005
男のジムニー車中泊ひとり旅 VOL.5
男のジムニー車中泊ひとり旅 VOL.5


男のジムニー車中泊ひとり旅 Vol.5
Men alone travel by jimny



「お月見」の旅に出たはずが
気が付けば色づく白樺の森でほっこり

山の木々も色付き始めて森は美しくなり、
林道脇にはススキがたくさん揺れているだろう。
満月に合わせて出かければ、素晴らしい「お月見」ができそうだ。
そう思って出発した今回の旅だが、最後まで月が現れることは無かった。


Photo & Text : 山岡和正

月夜沢林道~支線

都内でも木々の葉が暖色に変わり始めた。
山では紅葉が進み、美しい森の景色が楽しめるだろうと長野県から岐阜県へと抜ける野麦峠へ向かうことにした。古来、能登から飛騨経由で信州へと続く街道として使われた野麦街道だが今ではひっそりとしている場所だ。
紅葉の美しい場所はたくさんあるが、野麦峠を目指したのには理由がある。秋といえば紅葉もさることながら「ススキと月」のイメージで、車中泊しながら「お月見」ができれば楽しいのではないかと思ったのだ。月、ススキに加えて、焚火、虫の音、そして団子があれば最高だ。そして月つながりで野麦峠にある「月夜沢林道」を走ればコンプリートではないか。残念ながら現状の「月夜沢林道」は道路の崩落により通行止めのままではあるが、麓の開田高原側から入れば少しだけダートを走ることができるので、それでよしとすることにした。

野麦峠周辺の林道を少し走り、キャンプ場へと向かう。ススキ越しに御嶽山と広い空が見える「お月見車中泊」しようと予定していた場所は予報どおり雨だった。そこで天候の回復を待ったが、一向に雨のやむ気配はないのでしびれを切らしてキャンプ場の奥にある白樺林へと移動することにした。
雨でしっとりと濡れてはいるものの白樺の木々は美しかった。キャンプの支度を始めると雨も落ち着いてきて青空も見え隠れし始めている。西からは太陽の光が眩しく差し込んで森全体がキラキラしている。葉や枝を濡らしている水滴が光を受けコントラストをさらに強くしているのかもしれない。自然のファクターが重なるとこんなにも美しくなるものなのだと心を打たれていたら、いつの間にか光る紅葉の森に抱かれていることに気が付いた。

居住性向上のため機材や道具をシェイプアップ

「登山装備で車中泊」がこの旅のスタイルだが、車だからと余分に持参していたアイテムもそぎ落としたため、今回の車内は予想以上に広々と過ごせた。

ぬくもりの宿 駒の湯

旅の疲れを癒すのに最適な、2種類のお湯が楽しめる隠れた名湯。

内風呂は源泉から沸く鉄鉱泉で二酸化炭素、カルシュウム、炭酸水素塩を含む「中性低張性冷鉱泉」となり神経痛や筋肉痛などに効く。露天風呂には古くから木曽に伝わる薬草の湯が注がれていて、野山に自生する薬草を効果的に配合し皮膚系の疾患、肩こりなどに効果がある。少しぬるめの湯は長く浸かっていられる。

そばの里 奈川

他では食べられない?ご当地名物「とうじそば」を堪能する。

野麦峠の麓の集落「奈川」で栽培された「奈川キタワセ」と呼ばれる甘みのある蕎麦のみを使っている。もちろん「ざるそば」なども食べられるが、ここでは奈川地区~開田高原辺りの名物である「とうじそば」を注文したい。「とうじかご」に入れた蕎麦をしゃぶしゃぶのようにくぐらせてからいただくのだ。美味い!

今回のmy favorite item

正統派、アウトドアグローブの金字塔

GRIP SWANY(グリップスワニー)G1

アウトドアでは様々な要因から手を守ってくれるグローブは必需品。キャンプシーンでは革製のほうが用途が広く使いやすい。「G1」はスタンダードモデルで、ステアハイドの革をケブラーで縫いクロムなめしを施している。手に良く馴染むのも機能の一つといえるだろう。

日和田高原ロッジ・キャンプ場

白樺の森が美しい、充実した設備の大型キャンプ場

キャンプサイトの他に、複数のコテージ、大浴場、洗濯・乾燥機、バーベキュー場などがあり手軽に自然を満喫できる大型の施設。白樺に囲まれたキャンプサイトは自由度が高く堅苦しくない。とにかくコテージのバリエーションが豊富で、大型の物はホテルや別荘と遜色ないレベルの内容だ。

ライタープロフィール

山岡 和正

雑誌、WEB、カタログなど中心に、対象物を選ばず多方面で活躍するフォトグラファー。
特に車やアウトドア、旅などには定評がある。

ウェブサイト:http://kaz-yamaoka.com/
SNS:Facebook

月夜沢林道~支線「本命の月夜沢林道は不通のままだが、周辺には名前もない林道が幾つもあるので探してみるのも面白い。」
月夜沢林道~支線
月夜沢林道~支線
月夜沢林道~支線