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山下晃和のアピオジムニー旅暮らし
VOL.026
東京モーターサイクルショー2015に行ってきました
東京モーターサイクルショー2015に行ってきました

ア・ジ・旅
海外サイクリスト兼モデル 山下晃和のピオムニー暮らし


表紙の写真は今でも本当に現行で売っているのではないか?と目を疑うほどの美しいセロー225初期型。30周年になるので、30年前のモーターサイクルです。しかし、プロダクトデザインといい、コンセプトといい、全く色褪せていない。現行のセロー250まで継続している気軽に「履けるトレッキングシューズ的」な立ち位置はほかのオフロードバイクにはありませんよね。

国際展示場にある駐車場は混んでいると思ったので、船の科学館近くの臨時駐車場にイン。この中にアピオジムニーがあるのが分かりますか?

今年は、10月にモーターショーもあるため、モーターサイクル、自動車ともにエンジンイヤーになるでしょう。エコロジー化してないと売れないといった、曲がった不景気の話題を覆すための各企業努力が集中しているように思います。

こちらはGUNKAMIという岩嵜紙器という会社から出ているドキュメントケース。紙でできていますが、表面を加工してあり、耐久性があって雨も気になりません。モーターサイクルショーではパンフレットやカタログ、ステッカーが多く配られるので、コレに入れればカッコよく持てます。

今回は、3月開催のモーターサイクルショーのほうに行ってきました。昨年から来客数が右肩上がりの同イベントは、企業側がブースを出展するのも苦労するほどの高倍率だとか。それだけ反応のよいイベントなのでしょう。

金曜日がメディア関係者のみのプレスデーだったのですが、僕は終日スタジオに缶詰の撮影があったため、日曜日に行ってきました。(土曜日も都内近郊ロケだったのです、残念)
日曜日は午後から雨という予報があったので、ジムニーに乗っていくことを決めました。本当は会場のバイク駐輪場を眺められるため、セロー250で行きたい気持ちもあったのですが、久々に臨海近辺をジムニーでクルーズするのも良いかなあと思ったので。後々、正解だったと気づきます。

モーターサイクルショーでは、お世話になっているメーカー様、クライアント様へのご挨拶と、新製品チェックといった予定でしたが、そういった考えはわずか数秒で消え、会場に入るやいなや一般のお客さんと同じ行動をとっていました(笑)
新しいバイクに跨り、写真を撮って、アンケートを書いて「ステッカーをください!」なんて叫んでいました。そしてパンフレットをもらって、その場でにやにやして見て、あれやこれやとツーリングの妄想など。

左:こちらはKOMINEのブース。モーターサイクルウエア全般を扱っています。実はカタログのモデルをしています。このブースにも写真があるの分かりますか?
中:こちらがホンダのコンセプトモデルであるCRF250rally。ラリーという言葉があるように長距離航続性を考えられた設計になっているようです。これで、モンゴルやオーストラリアの荒野を走ってみたい!
右:こういう泥だらけの演出もグッときます。

会場内は熱気ムンムンで、春の気温上昇も手伝ってか、汗だくになりました。とにかく、お客さんもみな熱心にパンフレットを集めていて、春先のツーリングへ連れていく相棒を想像、もしくは購入する予定を決めているのでしょう。
会場すぐのヤマハブースでは、セローの30周年ということで、状態がものすごく良いセロー初期型が展示してあったり、奥のホンダブースでは、コンセプトモデルであるCRF250ラリーが展示してあったり。本当に楽しかった。
ラリーモデルはぜひ市販化されてほしいですね。アピオジムニーもご存知の通りラリーモンゴリアに出場経験があります。そのレベルを誇る走破性を持っていることの証明です。
「荒野の中を延々と走ることができる」

もうこの一言ですべてを物語っていますよね。ロマンを感じます。
パワーがあってスピードが出るスーパースポーツのモーターサイクル全盛時代ではありましたが、こういった冒険要素のあるものに自然と足が向いてしまいました。

日曜日に行ったせいもあるかもしれませんが、ウエアやパーツメーカーのブースも例年以上に多くのお客様がいらっしゃるような感じがしました。スマホをナビ代わりにするためのアタッチメント、年々小型化している小物を入れるためのスマートなバッグ。日進月歩で開発される安全性の高いウエアなど。日本らしいアイテムなども数多くあり、前途洋洋なモーターサイクル業界でした。

メーカー様へのご挨拶ということもありタイドアップしております。ジムニーでパーティーに行ったり、丸の内にお買い物へ行ったりするのも、僕はアリです。

タイヤメーカーのミシュランの話を聞くと、ヨーロッパ、アメリカがテストの主戦場ではありますが、日本もアジアを代表するテストの場だそうです。
日本人がタイヤに対するノイズやグリップに敏感だということもあり、ものすごく参考な意見を述べるとのこと。フランス本国もフィードバックしがいがあると申しているようです。妙に納得してしまいました。こういった各メーカーの担当者の話も直に聞くことができるのは、ショーの醍醐味でしょう。


帰りのレインボーブリッジは、雨が降っていたものの、最高に気持ち良かったです。海の上を走っている感覚、ステアリングを握って、ジムニーを操っている感覚。

ジムニーで来てよかった!

帰りには雨が降っていたお台場近辺。ジムニーは雨に打たれてもクールな佇まい。本当にグッドルッキングな乗り物です。