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山下晃和のアピオジムニー旅暮らし
VOL.016
海外自転車旅がライフワーク
海外自転車旅がライフワーク

ア・ジ・旅
海外サイクリスト兼モデル 山下晃和のピオムニー暮らし


こんにちは。
いま、僕はバングラデシュに居ます。

 本業はモデルとしてやっていますが、僕のライフワークの中でも一番の中枢になっているのが海外自転車旅です。今回は、1ヶ月と1週間の休みをもらって、ネパール、インド、バングラデシュの三ヶ国を自転車で走ることにしました。

 2008年、今から6年前に香港、中国、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールの8カ国を自転車で走ったことがあり、そこから、2年後の2010年、中南米のメキシコ、グァテマラ、エルサルバドル、ホンデュラス、ニカラグア、コスタリカ、ペルー、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンの11カ国を走ったことがあり、今回で計22ヶ国走ったことになります。

日本も全国各地を自転車で走り回っており、e*metersというブリヂストンのサイクルコンピューターによると、約30,714km走ったようです。

 海外に興味を持ったのは、高校1年生の頃、人生初のアメリカへ語学研修に行ったことによって、日本以外の国に異常に興味を持つようになりました。
 その後、大学3年生のときに、単身、インドネシアにバックパッカーで放浪し、もっともっと世界を見たいと思い、28歳のときにモデルで貯めに貯めたお金を使って、海外自転車旅に出ることにしました。

それから、もう6年間経った今でも、同じようなスタイルで、同じような旅をしている自分があまりにもおかしくて、思わず笑ってしまったのですが、それだけ自分の人生を色濃くしているものなんだと改めて気づかされました。

ネパールの首都カトマンズに降り立つと、ワクワク感と不安とが入り混じった心臓が震えるような鼓動を感じました。
ネパールアラウンドツアーは、高校の同級生だったO君と一緒で、その後、インドとバングラデシュは独りで走る計画にしました。

ネパールでは、アンナプルナサーキットの一部をトレッキングしたり、ムクティナートという標高3800mの街からベニという標高800mの町までのジープロードダウンヒルを楽しんだり、チベット仏教寺院やヒンドゥー寺院を観光したり、美味しいダルバートを食べたりと、毎日くたくたになるまで走って、食べて、地球と遊びました。

バングラデシュに入ってからは、あまりにも情報が無いので、まさに手探り状態で旅を始めることに。地図は持っていたものの、街の大きさや、人、途中の食事、宿などがなかなか分かりません。
 現地の人に聞いて、まるでドラクエのように旅を進めて来ました。

 バングラデシュの人々はベンガル人というくくりで、以前パキスタンと同じ国でしたが、1971年に独立。まだ43年と国としてそれほど歴史があるわけではありません。それでも、インド人に近いヒンドゥー教の少数派と国教でもあるイスラム教の民族がうまく共存するとても素晴らしい国のひとつです。人々も皆やさしく、親日家。治安もよく、夜出歩いていても、危ないこともありません。

 貧困、洪水、サイクロンといった天災が多い国だと思われがちですが、第一次産業の素晴らしさや、日本人に対してのリスペクトは、他のどの国にも当てはまりません。

また、次回も海外自転車旅ネタで続きます。

村の人々に囲まれる筆者。
お店で見つけた蚊取り線香には忍者の姿が。
平井堅さんに似たイケメンとキチュリを食べる。
こちらは魚の入ったイリッシュカレー。こちらでは手で食べます。