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12.07.31

FA CORT RALLY MONGOLLIA 2012 車検 ~チームAPIO 5台体勢紹介~

史上最多!! ジムニー6台の戦い!

ゼッケンを貼る菅原選手と高橋選手。100番のゼッケンは四輪のトップナンバーだ。

8月のラリーモンゴリアに史上最多のジムニーが出場する。チームAPIOからはお馴染み尾上号、菅原号を含め5台が参戦。これになんと篠塚建次郎選手が加わり、全6台のエントリーとなったのだ。ダカールのベテラン3名がジムニーで対決する今年のモンゴルはいやが上にも大きな盛り上がりを見せるはずだ。

全てのマシンが一同に会したのは6月16日土曜日、四国は松山の愛媛国際貿易センターにて行われた国内車検でのことだ。チェックを終えたマシンはそのまま船積みされ、モンゴルに搬送される。ラリーの車検といえば安全装備のチェックが思い浮かぶが、日本から輸送するマシンにはその他の手続きも必要となる。例えば「カルネ」。これは本来なら必要となる輸入関税を「一時的持ち込み」であるとして免除してもらうシステム。この他、保険や持ち物のチェックなども行い、車検は主催者SSERの手でシステマチックに行われた。

勢揃いしたチームAPIOの面々。精一杯戦って無事完走して来て欲しい。

さすがにジムニーが6台も揃うと壮観だ。残念ながらこの日篠塚さんは欠席だったが、チームAPIOの10人は全員が勢揃い。車検も全車無事通り、最後は記念写真を撮るなど和気藹々とした雰囲気。モンゴルへ向けチームの結束を高め、意気上がる1日となった。

ラリーはこの後、日本のお盆の時期に行われる。8月12日にモンゴルの首都ウランバートルをスタート。8日間かけて3,250kmというアスファルトであっても気の遠くなるような距離を走破して、19日にウランバートルに戻って来る。その間、草原の道あり、砂漠の道あり、山あり谷ありガレ場あり。息をするのも疲れるような山岳地帯も通るという。

ラリーモンゴリアの主催者、山田 徹さん。

主催するSSER 山田 徹氏はラリーのコース設定に妥協することを知らない。サービス精神旺盛な彼はいたずらにループコースを設定せず、オーガナイズ側の移動や設置が過酷になろうともモンゴルの奥へ奥へ進み、エントラントの一生の思い出になるようなコースを与えてくれるのだと言う。千変万化の路面はひとつとして同じものはないのだ。以下に、今年のラリーモンゴリアのプロモーション映像をリンクしておこう。

そんなコースを僅か660ccのジムニーが一生懸命に走って来る。今年は日本人だけでも二輪・四輪合わせ40名近い選手が参加(メカニックを除く)、海外エントラントを合わせればかなりの人数に登ると言われているが、その中でこの6台のジムニーがいったいどのように戦ってくるのか? 尾上号が、菅原号が、そして篠?号がどう絡んで行くのか。初出場の2台は無事帰ってこれるのか…。

ラリー期間中、SSERのホームページでは情報が随時更新されていくはずだ。そしてジムニー達の活躍の詳細は、また秋口にこのホームページでご紹介していく予定だ。さあ、次ページからは各チームの選手とそのマシンをご紹介していこう。

<文:河村 大 写真:山岡 和正>

RallyMongolia 2012 Promotion Video

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