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14.10.06

河野仁のユーザーインタビュー【wooさん編】

こんにちは。アピオ河野です。

久しぶりの濃密トツゲキインタビュー!

[ 河 野 ]
大変お待たせしました。このページは通常の納車レポートよりもさらに少し詳しく質問をしているコーナーです。納車1ヶ月点検の機会に、今日はいろいろと質問させてください。まずwooさんと私は趣味のオートバイ、ハーレーを通じて知り合った友人です。一緒に遠く山形までツーリングも行ったことありますが、まさかアピオでジムニーを買っていただけるとは驚いています。では、まずは自己紹介からお願いします。

[ wooさん ]
オートバイとクルマが大好きな52歳です。職業は医師です。オートバイ歴は長く原付のパッソルからはじまりヤマハのRX50,そのあとはホンダのCB400N(ホーク3)そしてカワサキのZ750FX2, オフ車ではヤマハのXT600テネレやTT600に乗りました。ハーレーは、今から24年前の1990年にXLH1200スポーツスター(4速)を新車で
購入してからショベルのローライダー、1999年にはFXDX。スポーツスターだけでも5台は乗りましたね。1978年のFXSを手に入れたあとに1977年のFXSに乗り、いまでも大切にしています。他にも1950年のWR、ヤマハのR1を売ってその「かわりにビューエルの12R・・・。最近ではドラッグレースにも参戦しました。

[ 河 野 ]
・・・・あ、そろそろもうおなかいっぱいなので(笑)。要するに相当なバイクバカということでよろしいでしょうか? クルマも相当なマニアですが少し割愛させていただきます(笑)
早速ですが、どんな経緯でジムニーをそしてアピオコンプリートカーを選択されたのですか?

[ wooさん ]
もともとジムニーには馴染みがありました。というのも30年ほど前に、ほとんど走行距離の少ない中古のSJ30(通称サンマルと呼ぶ2サイクルジムニー)に妹が買って乗っていたんです。10年以上そのジムニーを乗っていたのですが、面白いクルマだなと思っていたのとそれを手放した時に買った価格よりも高く売れたという話を聞いて衝撃をうけました。(笑)

[ 河 野 ]
ジムニーは、どんな高級車よりもある意味中古車市場では高級車だとよく言われますね。アピオのお客様でも同じJB23から別のJB23に買い換えた場合も予想よりも高く売れたという方がいますね。でもしばらくジムニーのことは脳裏にはなかったのですよね?

[ wooさん ]
はい。目覚めたのは今年2月の大雪の日でした。朝からの大雪で自分の病院まで普段ならクルマで15分の距離を徒歩で3時間かけて歩いてゆきました。通勤用にワゴンRの四駆があったので普段の雪なら今までもそのクルマで充分に走れると思っていたのです。ところが近所に停まっているポルシェのカイエンやメルセデスのGなどもあまりの雪で出せず、また出ても立ち往生を恐れたのか駐車場にそのままであるのを横目に、ワゴンRでなんとか路上に出たもののすぐにカメの子状態になり大勢に助けてもらって広い道に出てみたけれど結局走ることができずに引き返しました。
 そして歩いて病院に向かって歩き出しました。クルマは走っていなくて静かでした。そんな中元気よく走ってくるクルマの音がするので振り返ってみるとそこにはジムニーがいました。
 そんなことを30分、あるいは15分に1台、そしてもう1台。気が付くと元気よくしかもドライバーがとても嬉しそうに走っているクルマが例外なくジムニーだったのです。

[ 河 野 ]
そこで私に連絡いただいたのですね。たしかジムニー屋だったはずと。ありがとうございます。すでに納車後1ヶ月ですが、アピオジムニーに乗ってからの感想などをお聞かせください。

[ wooさん ]
楽しい!これに尽きます。クルマの楽しさを思い出しました。自分の感覚でエンジンと対話しながら乗るダイレクト感があります。小排気量でマニュアルミッションを操るよさを実感しています。
 また医師の立場からも、無意識のうちに手と足を使ってリズミカルにマニュアルミッション車を操作することは確実にボケ防止になることを確信しました。やや言い過ぎかもしれないけれど、高齢ドライバーになればなるほど、むしろマニュアル車を積極的に運転してもらった方がいいし、もしマニュアル車が運転できないレベルに達した折には免許を返納する覚悟で交通社会に出て欲しいと思います。

[ 河 野 ]
マニュアルの楽しさ、ドライブの楽しさを世の中少し忘れているかもしれませんね。ジムニーは希少なマニュアルミッション設定のあるクルマなので、MT免許がある方はもう一度楽しさを体感して欲しいですね。
 そしてAT車の暴走事故っていまだによく聞きますし、マニュアル車だったら事故が防げた例もありますしね。ちなみに奥様がAT限定免許だったのに納車後にあまりにアピオジムニーが楽しくて買い換えた方います。
 また最近でもアピオジムニーからアピオジムニーへの乗り換えの方もいてその方もMT車に乗ってみてまるで別モノであることに気が付いてしまったからだそうです。最近のアピオはATからMTへがトレンド?です。(笑)

[ wooさん ]
 私のジムニーはMTなので、(笑)これから先の人生、たとえエンジンを載せ替えようとも一生乗る予定です。ジムニーも型落ち感のないクルマだなと感じています。すべてどの年代のジムニーも現役であり、どの時代のジムニーも輝いていて魅力的なところでしょうか?そんな意味ではハーレーやポルシェと同様に最新のモデルの良さとは別に一方では先祖返りしてヴィンテージモデルも欲しくなります。
 また現代のクルマはとても高性能ですが、スポーツカーになると絶対スピードが高すぎてサーキットに持ち込まないとだめですが、ジムニーの場合その絶対スピードよりも実用スピードのドライブで気持ち良く走れることがなによりもうれしいです。思ったよりもオンロードの走行がこんなに楽しめるとは思わなかったです。オフロード車なのでオンロードでの走りは期待していなかったので。

[ 河 野 ]
そこが重要ポイントです。この部分テストに出ますよ!(なんの?)(笑)一般にアピオジムニーを購入されるほとんどすべてのお客様は、普段の買い物から、高速道路を使っての遠距離ドライブ、ワインディングを走るわけですから、いかにジムニーの王道ステージがオフロードとはいえ、実際にオフロードあるいは林道などの未舗装路を走る頻度は、多くの場合1%以下なのです。だからこそアピオコンプリートカーのコンセプトはモーグルなどのクロカン性能だけでなくいかに幅広いステージを様々な速度域で楽しく走る事ができるか?を大切に考えております。
 さて、あえてここでマイナス面、あるいはデメリットってなにか感じる事はありますか?

[ wooさん ]
まあ、元々大勢人が乗るクルマではないし2人以上は不便だけど、友人達を乗せると必ず「中は思ったより広く軽自動車とは思えない走りをするね。いい買い物をした。」と絶賛されます。次のクルマの買い換えにはぼくもこれにしますと名乗りをあげている友人もいるほどです。
 なんちゃってなスポーツカーやスポーツグレードのクルマよりも遙かに脚回りのしっかり感があって楽しく、以前乗っていた○○○の○○○○の○○よりも、(具体的には書くの避けますが)パワーとボディのバランス感がすごいと思いました。クルマ好きな人はまず1度アピオに行って自分で試乗すればこの感覚がすぐにわかると思います。

[ 河 野 ]
大絶賛ありがとうございます。照れますな。将来このアピオジムニーでやってみたいこととかありますか?

[ wooさん ]エントラントかどうかは別としてラリーの世界に関わってみたいです。たとえばメディカルスタッフとして。

[ 河 野 ]
なるほど!お医者さんがラリーにいると心強いですね。ぜひSSERさんにも伝えておきます。
最後にアピオジムニーに乗って感じたこと、あるいは一言で表現するとしたら。あ、一言でなくともOKです。

[ wooさん ]
初めてオートバイやクルマに乗り始めたころの気持ちを思い出させてくれるクルマ
クルマを乗ること、そのものが楽しくなる。
そして生活リズムが変わる。
今まではモニター画面的だった街の景色が変わってきた。通勤路の木々の緑が今まではボーと見ていたことに気が付いた。今では木々の一枚一枚が違ってみえます。

[ 河 野 ]
ありがとうございます。
また何年か後にも感想もお聞かせください。
これからも末永くよろしくお願いします。
楽しいジムニー生活をお楽しみください。

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